さあて、やりますか。外出専用機のGateway EC19C-N52CのOSをWindows 7 Home Premium 64bitからWindows 8 Pro 64bitにアップグレードするです。
パッケージの柄は5種類もあるらしい。中身は、32bit版と64bit版のメディア、プロダクトキーが記載されている鍵マークの紙は、箱の内側のポケットに入っていた。
外出専用機は、HDDをSSD(HANA Micron Forte K2 HMSM064G-20)に換装してるです。Parted MagicでSecure Eraseを実行した後、リカバリDVDを使ってWindows 7 Home Premium 64bitを再インストール、そしてWindows 8 Pro 64bitのメディアを使ってアップグレード。再インストール直後だし、移行したいファイルもソフトも無いので、引き継ぐ項目には「何も引き継がない」を選択したです。
できたです。アップグレードということで、それなりに時間はかかるですが、特に迷うところはないです。Microsoftアカウントを入力するか、ローカルアカウントにするか、で少し迷ったですが。
デバイスマネージャを見ると、いちおう不明なデバイスは無かった。Windows 8の標準ドライバで動いているものもあるはずだけど、無線LAN接続も問題なくできている。
「プログラムと機能」を見ると、表示されたのはこれだけ。
「ディスクのクリーンアップ」を使って、Cドライブ直下にできたWindows.oldフォルダを含め、不要ファイルを削除して、ディスクの使用量を確認。約20GB使われていた。
Windows 7 Home Premium 64bitのときのWindows エクスペリエンス インデックスのスコア。スコアをとる前に、Defragglerで「空き領域のデフラグ」を実行したです。
アップグレードしてWindows Updateを実施した後のWindows 8 Pro 64bitのWindows エクスペリエンス インデックスのスコア。
おっと、RAMディスクのインストールと設定を忘れたです...
ま、明日からぼちぼち使ってみるです。
2012年11月4日日曜日
2012年11月1日木曜日
Windows To Goを試したです
Windows 8、10月26日に発売、でしたね... 翌27日にはWindows 8 Pro アップグレード版を入手してたですが、その直後に風邪で発熱して寝込んでしまったので、まだ外箱しか見てないです。
Windows 8 Release Preview 64bit(とOffice Professional Plus 2013 Preview)は、SSDから元のHDDに戻した外出専用機のGateway EC19C-N52Cにインストールしてたです。実際に使っていたのは、ほとんどDebian GNU/LinuxやCrunchbang Linuxでしたけど(無線LANでハマってたし)。
Windows 8 Release Previewを使ってみて、まず最初に困ったのは、「起動時にBIOS設定に入れない。LinuxがインストールされているUSBメモリを挿しているのに、内蔵HDDのWindows 8がブートしてしまう」ということでした。
Hybrid Boot(高速スタートアップ)を無効にすれば良かったのね...
コントロールパネル>ハードウェアとサウンド(またはシステムとセキュリティ)>電源オプション>(左ペインにある)スリープ解除時のパスワード保護>現在利用可能ではない設定を変更します>(下の方にある)高速スタートアップを有効にする、のチェックを外す。
実際には、
shutdown /s /f /t 0
を実行するバッチファイルを作ってデスクトップに置いて、これをクリックしてシャットダウンさせてました...
Microsoft Security Essentialsがインストールできないことにも焦ったです。
マルウェア対策はWindows Defenderに統合されているのでした。定時スキャンって無いのね...
タスクスケジューラで
MpCmdRun.exe -SignatureUpdate
MpCmdRun.exe -Scan 2
を実行してはどうかとか考えたですが、結局、手動でスキャンしてたです。
さて、ぜひ試してみたかったのが、Windows To Goです。Windows 8をUSB接続のドライブにインストールして持ち歩ける、USBブートできるパソコンであれば、パソコンが異なってもドライバの問題を解決してWindows 8を使える、というなかなか遊べそうな機能だと思ったです。が、製品版のWindows 8では、Enterpriseの使用権利を持つユーザしか使えず、しかもUSB接続のドライブは、ローカルディスクとして認識されるものが必要、ということで、利用できるユーザとUSB機器がかなり限定されてるみたいです。とにかく試しておきたいので、実験機のGateway EC19C-N52CのWindows 7で作業するです。
とは言うものの、問題はメディアです。容量だけでなく速度も必要ですが、USB3.0対応機器は持ってないし、そもそもEC19C-N52CにはUSB3.0のポートは無いです。少し悩んだですが、余っていたPATAの64GB SSDをUSB2.0接続の外付HDDケースに入れてやってみたです。
Transcend TS64GSSD25-MをUSB2.0接続のHDDケースに入れて、CrystalDiskMark 3.0.1cで計測した結果。テストデータはランダム。
実は、遊び半分(?)で、32GBのClass 10 SDHCカードでWindows To Goをやってみたですが、Windows 8 Release Preview 64bitだと作業領域が足りないのか、実験機のWindows 7では後述のimagexコマンドの実行でエラーが出て失敗したし、32bit版ではなんとかできたけど、すごい遅くて使えなかったです。
製品版のEnterpriseでは、専用ツールで作成できるらしいです。今回の作業手順は、こちらを参考にさせていただいたです。
実験機はCドライブしかないので、Cドライブ直下にWin8RPフォルダを作成、ここにWindows 8 Release Preview 64bitとWindows AIKのISOファイルを置いたです。さらに、ここにtmpフォルダも作成しておくです。
まず、WinCDEmuのポータブル版を使って、Windows 8 Release Preview 64bitのISOファイルをマウント、エクスプローラでsourcesフォルダを開いて、install.wimをC:\Win8RPフォルダにコピーしたです。
続いて、Windows AIKのISOファイルもWinCDEmuのポータブル版でマウント、コマンドプロンプトを開いて、Windows AIKがマウントされたドライブに移動し、
maiexec /a wAIKAMD64.msi targetdir="C:\Win8RP\tmp" /qn
を実行(コマンド自体はすぐに終了するですが、C:\Win8RP\tmpフォルダへの展開は少し時間がかかる)したです。目的のimagex.exeがC:\Win8RP\tmp\Tools\amd64フォルダにあるので、これをエクスプローラでC:\Win8RPフォルダにコピーしたです。
これで必要なファイルの用意は完了。SSDを入れたHDDケースを実験機に接続して、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開いて、diskpartコマンドを実行するです。
C:\Windows\system32> diskpart
DISKPART> list disk
ディスク ### 状態 サイズ 空き ダイナミック GPT
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン 298 GB 0 B
ディスク 1 オンライン 59 GB 59 GB
DISKPART> select disk 1
DISKPART> clean
DISKPART> create partition primary
DISKPART> list par
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------ ------- -------
* Partition 1 プライマリ 59 GB 1024 KB
DISKPART> active
DISKPART> format fs=ntfs label="WinToGo"
DISKPART> assign
DISKPART> list vol
Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info
---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- --------
Volume 0 SYSTEM RESE NTFS Partition 100 MB 正常 システム
Volume 1 C Gateway NTFS Partition 285 GB 正常 ブート
Volume 2 PQSERVICE NTFS Partition 12 GB 正常 非表示
* Volume 3 D WinToGo NTFS Partition 59 GB 正常
DISKPART> exit
Dドライブの"WinToGo"は、Partitionと表示されたです(SDHCカードでは、リムーバブルディスクと表示された)。続いて、imagexを実行するです。
C:\Windows\system32> cd \
C:\> cd Win8RP
C:\Win8RP> imagex /apply install.wim 1 d:\
:
Total elapsed time: 34 min 11 sec
最後に、コマンドプロンプトでbcdbootを実行するです。
C:\Win8RP> bcdboot d:\Windows /s d:
では、HDDを取り外して、USB2.0接続のSSDからブート 、設定を済ませてパフォーマンスを確認するです。
こちらは、外出専用機のEC19C-N52C(メモリは4GB)のHDDにインストールしたWindows 8 Release Preview 64bitのWindows エクスペリエンス インデックスのスコア。

こちらが、実験機のEC19C-N52C(メモリは8GB)でのWindows To Goのエクスペリエンス インデックスのスコア。
くたびれた旧式のSSDをUSB2.0接続のHDDケースに入れてWindows To Goを試してみたわけですが、体感としては、軽い処理ならなんとか、USB3.0接続の環境であればたぶんそれなりに使えるのかも、とか思ったです。
Windows 8 Release Preview 64bit(とOffice Professional Plus 2013 Preview)は、SSDから元のHDDに戻した外出専用機のGateway EC19C-N52Cにインストールしてたです。実際に使っていたのは、ほとんどDebian GNU/LinuxやCrunchbang Linuxでしたけど(無線LANでハマってたし)。
Windows 8 Release Previewを使ってみて、まず最初に困ったのは、「起動時にBIOS設定に入れない。LinuxがインストールされているUSBメモリを挿しているのに、内蔵HDDのWindows 8がブートしてしまう」ということでした。
Hybrid Boot(高速スタートアップ)を無効にすれば良かったのね...
コントロールパネル>ハードウェアとサウンド(またはシステムとセキュリティ)>電源オプション>(左ペインにある)スリープ解除時のパスワード保護>現在利用可能ではない設定を変更します>(下の方にある)高速スタートアップを有効にする、のチェックを外す。
実際には、
shutdown /s /f /t 0
を実行するバッチファイルを作ってデスクトップに置いて、これをクリックしてシャットダウンさせてました...
Microsoft Security Essentialsがインストールできないことにも焦ったです。
マルウェア対策はWindows Defenderに統合されているのでした。定時スキャンって無いのね...
タスクスケジューラで
MpCmdRun.exe -SignatureUpdate
MpCmdRun.exe -Scan 2
を実行してはどうかとか考えたですが、結局、手動でスキャンしてたです。
さて、ぜひ試してみたかったのが、Windows To Goです。Windows 8をUSB接続のドライブにインストールして持ち歩ける、USBブートできるパソコンであれば、パソコンが異なってもドライバの問題を解決してWindows 8を使える、というなかなか遊べそうな機能だと思ったです。が、製品版のWindows 8では、Enterpriseの使用権利を持つユーザしか使えず、しかもUSB接続のドライブは、ローカルディスクとして認識されるものが必要、ということで、利用できるユーザとUSB機器がかなり限定されてるみたいです。とにかく試しておきたいので、実験機のGateway EC19C-N52CのWindows 7で作業するです。
とは言うものの、問題はメディアです。容量だけでなく速度も必要ですが、USB3.0対応機器は持ってないし、そもそもEC19C-N52CにはUSB3.0のポートは無いです。少し悩んだですが、余っていたPATAの64GB SSDをUSB2.0接続の外付HDDケースに入れてやってみたです。
Transcend TS64GSSD25-MをUSB2.0接続のHDDケースに入れて、CrystalDiskMark 3.0.1cで計測した結果。テストデータはランダム。
実は、遊び半分(?)で、32GBのClass 10 SDHCカードでWindows To Goをやってみたですが、Windows 8 Release Preview 64bitだと作業領域が足りないのか、実験機のWindows 7では後述のimagexコマンドの実行でエラーが出て失敗したし、32bit版ではなんとかできたけど、すごい遅くて使えなかったです。
製品版のEnterpriseでは、専用ツールで作成できるらしいです。今回の作業手順は、こちらを参考にさせていただいたです。
実験機はCドライブしかないので、Cドライブ直下にWin8RPフォルダを作成、ここにWindows 8 Release Preview 64bitとWindows AIKのISOファイルを置いたです。さらに、ここにtmpフォルダも作成しておくです。
まず、WinCDEmuのポータブル版を使って、Windows 8 Release Preview 64bitのISOファイルをマウント、エクスプローラでsourcesフォルダを開いて、install.wimをC:\Win8RPフォルダにコピーしたです。
続いて、Windows AIKのISOファイルもWinCDEmuのポータブル版でマウント、コマンドプロンプトを開いて、Windows AIKがマウントされたドライブに移動し、
maiexec /a wAIKAMD64.msi targetdir="C:\Win8RP\tmp" /qn
を実行(コマンド自体はすぐに終了するですが、C:\Win8RP\tmpフォルダへの展開は少し時間がかかる)したです。目的のimagex.exeがC:\Win8RP\tmp\Tools\amd64フォルダにあるので、これをエクスプローラでC:\Win8RPフォルダにコピーしたです。
これで必要なファイルの用意は完了。SSDを入れたHDDケースを実験機に接続して、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開いて、diskpartコマンドを実行するです。
C:\Windows\system32> diskpart
DISKPART> list disk
ディスク ### 状態 サイズ 空き ダイナミック GPT
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン 298 GB 0 B
ディスク 1 オンライン 59 GB 59 GB
DISKPART> select disk 1
DISKPART> clean
DISKPART> create partition primary
DISKPART> list par
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------ ------- -------
* Partition 1 プライマリ 59 GB 1024 KB
DISKPART> active
DISKPART> format fs=ntfs label="WinToGo"
DISKPART> assign
DISKPART> list vol
Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info
---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- --------
Volume 0 SYSTEM RESE NTFS Partition 100 MB 正常 システム
Volume 1 C Gateway NTFS Partition 285 GB 正常 ブート
Volume 2 PQSERVICE NTFS Partition 12 GB 正常 非表示
* Volume 3 D WinToGo NTFS Partition 59 GB 正常
DISKPART> exit
Dドライブの"WinToGo"は、Partitionと表示されたです(SDHCカードでは、リムーバブルディスクと表示された)。続いて、imagexを実行するです。
C:\Windows\system32> cd \
C:\> cd Win8RP
C:\Win8RP> imagex /apply install.wim 1 d:\
:
Total elapsed time: 34 min 11 sec
最後に、コマンドプロンプトでbcdbootを実行するです。
C:\Win8RP> bcdboot d:\Windows /s d:
では、HDDを取り外して、USB2.0接続のSSDからブート 、設定を済ませてパフォーマンスを確認するです。
こちらは、外出専用機のEC19C-N52C(メモリは4GB)のHDDにインストールしたWindows 8 Release Preview 64bitのWindows エクスペリエンス インデックスのスコア。

こちらが、実験機のEC19C-N52C(メモリは8GB)でのWindows To Goのエクスペリエンス インデックスのスコア。
くたびれた旧式のSSDをUSB2.0接続のHDDケースに入れてWindows To Goを試してみたわけですが、体感としては、軽い処理ならなんとか、USB3.0接続の環境であればたぶんそれなりに使えるのかも、とか思ったです。
2012年10月13日土曜日
VPCZ1のHDDをSSDに換装するです
昨年やり残したこと第2弾。メインで使っているSONY VAIO Z(VPCZ11AHJ)のHDDをSSDに交換するです... はい、昨年やるつもりだったことを今頃になってやるのです...
前メインPCの富士通FMV BIBLO MG75Hを使っていた頃は、毎年、セキュリティ対策ソフトの年度更新に合わせて、OSを再インストールしたり、HDDを入れ替えたりしてたですが、昨年秋の時点では、自分が使っているセキュリティ対策ソフトのバージョンアップはなかったので、まあその内に、とか思ってたけど、ついうっかり忘れてました、というのは、もちろん大ウソです...
VPCZ1のHDDを交換するには、分解しなければならないので、億劫になってたのでした...
分解手順は、こちらとこちらを参考にさせていただいたです。
ひっくり返して、バッテリを取り外し、ネジを外す。ネジは3種類、計21本。オレンジの付箋が長めのネジで、10本。イエローの付箋のネジが7本。ピンクの付箋の小さなネジが4本。一杯やりながら分解して元に戻す自信は、自分にはありませんです。
底面のネジを取り外したら、ひっくり返して天板を開いて、ヒンジ側からゆっくり持ち上げた。排気ファン周辺は、けっこう埃が溜まっていた。排気ファンの下の白い長方形は粘着材で、キーボード裏に貼りつく。ゴムの緩衝材が取り付けられたHDDは、2本のネジを使う金属片で押さえつけることで、本体に固定されている。
取り付けるSSDは、Crucial RealSSD C300 256GB(CTFDDAC256MAG-1G1)。何度も分解したくないので、SATA 3Gbpsの環境で充分な動作実績があって、ランダム性能が良くて、相性問題が起きない(気がする)もの、ということで購入したです... 1年以上前に... パソコンを購入してすぐ改造、というのは個人的にはどうかと思うですが、快適に使える期間が長い方が幸せなので、やっぱり昨年換装すべきだったなあ、と思うです...
ファームウェアのバージョンは0006だった。VPCZ1は、SATAの動作モードがRAIDになっていて、BIOSで他のモードに変更できない。ファームウェア更新時に何か問題が起きやしないかと不安になったので、実験機のGateway EC19C-N52Cで、AHCIモードのまま0007に更新した。ファームウェアとマニュアルはこちら。
面倒なので、マザーとキーボードを繋いでいるフィルムケーブルは取り外さずに、キーボードが倒れないようにドライバの柄を置いて、パカッと開いたままの状態で換装。
キーボードを元に戻して、天板を閉じてからひっくり返して、元通りに底面のネジを取り付けて、ゼロスピンドル化完了。外付DVDドライブをUSBで接続、リカバリDVDを使ってリカバリ開始。HDDのイメージからリストアするのはやめておいた。
換装前のバックアップですが、どうしてもバックアップしておきたかったのは、プロファイル(にあるごく一部のファイル)と、eSATA Express Cardの64bitドライバだけでした。メールやブラウザのブックマーク、その他のデータは全て、外付HDDにあるので、BunBackupを使って、その外付HDDにプロファイルを丸ごとバックアップ、さらにその外付HDDを別の外付HDDにミラーリングバックアップ、さらにさらにこのバックアップのバックアップとなった外付HDDは、取り外して全ての設定が終わるまで別室に置いておいたです。換装作業が終わる前に酔っぱらっていたとしたら、どんな失敗をやらかすかわからんので...
ドライバは、Double Driverを使って、USBメモリにバックアップしたです。
換装後の作業は、eSATA Express Cardの64bitドライバをインストールして、外付HDDを接続し、この外付HDDにバックアップした旧プロファイルの一部(AppDataフォルダ内のいくつかのフォルダ)を新プロファイルにコピー、あとは不要なソフトのアンインストールと必要なソフトのインストール、「個人設定」とか「電源オプション」とか「システムの詳細設」とかの細々した変更、といったところです。
では、換装後のパフォーマンスの確認。換装前と条件が異なる点は、インストールされているアプリが微妙に違ったりしていることくらい。
換装前(HDD)のCrystalDiskInfo 5.0.5の結果。
換装前(HDD)のCrystalDiskMark 3.0.1cの結果。テストデータはランダム。Windows標準のデフラグのスケジュールは設定してたけど、それ以外は特に何もやってなかったです。
換装後(SSD)のWindows エクスペリエンス インデックスの結果。プライマリハードディスクのスコアは、最初は7.7だったです。
SSDの領域は、NTFSのCドライブとFAT32のDドライブに分けたですが、領域全体は使わず、CドライブとDドライブとリカバリ領域の合計で120GBになるようにしたです。
換装後(SSD)のCrystalDiskInfo 5.0.5の結果。ファームウェアのバージョンは0007になってるです。
換装後(SSD)のCrystalDiskMark 3.0.1cの結果。テストデータはランダム。ちなみに、自動デフラグのスケジュールは、手動で無効にしなければならなかったです。
(2013/05/12 追記)見間違えでした。自動デフラグが有効だったのは外付HDDで、SSDは最初から無効になってました。
関係ないけど、VPCZ1のWindowsにインストールしたDataram RAMDisk v4.0.0で作成したRAMディスクに対してCrystalDiskMark 3.0.1cを実行した結果。テストデータはランダム。
このまま使い続けて、適当な時期にまたパフォーマンスを確認するです。
前メインPCの富士通FMV BIBLO MG75Hを使っていた頃は、毎年、セキュリティ対策ソフトの年度更新に合わせて、OSを再インストールしたり、HDDを入れ替えたりしてたですが、昨年秋の時点では、自分が使っているセキュリティ対策ソフトのバージョンアップはなかったので、まあその内に、とか思ってたけど、ついうっかり忘れてました、というのは、もちろん大ウソです...
VPCZ1のHDDを交換するには、分解しなければならないので、億劫になってたのでした...
分解手順は、こちらとこちらを参考にさせていただいたです。
ひっくり返して、バッテリを取り外し、ネジを外す。ネジは3種類、計21本。オレンジの付箋が長めのネジで、10本。イエローの付箋のネジが7本。ピンクの付箋の小さなネジが4本。一杯やりながら分解して元に戻す自信は、自分にはありませんです。
底面のネジを取り外したら、ひっくり返して天板を開いて、ヒンジ側からゆっくり持ち上げた。排気ファン周辺は、けっこう埃が溜まっていた。排気ファンの下の白い長方形は粘着材で、キーボード裏に貼りつく。ゴムの緩衝材が取り付けられたHDDは、2本のネジを使う金属片で押さえつけることで、本体に固定されている。
取り付けるSSDは、Crucial RealSSD C300 256GB(CTFDDAC256MAG-1G1)。何度も分解したくないので、SATA 3Gbpsの環境で充分な動作実績があって、ランダム性能が良くて、相性問題が起きない(気がする)もの、ということで購入したです... 1年以上前に... パソコンを購入してすぐ改造、というのは個人的にはどうかと思うですが、快適に使える期間が長い方が幸せなので、やっぱり昨年換装すべきだったなあ、と思うです...
ファームウェアのバージョンは0006だった。VPCZ1は、SATAの動作モードがRAIDになっていて、BIOSで他のモードに変更できない。ファームウェア更新時に何か問題が起きやしないかと不安になったので、実験機のGateway EC19C-N52Cで、AHCIモードのまま0007に更新した。ファームウェアとマニュアルはこちら。
面倒なので、マザーとキーボードを繋いでいるフィルムケーブルは取り外さずに、キーボードが倒れないようにドライバの柄を置いて、パカッと開いたままの状態で換装。
キーボードを元に戻して、天板を閉じてからひっくり返して、元通りに底面のネジを取り付けて、ゼロスピンドル化完了。外付DVDドライブをUSBで接続、リカバリDVDを使ってリカバリ開始。HDDのイメージからリストアするのはやめておいた。
換装前のバックアップですが、どうしてもバックアップしておきたかったのは、プロファイル(にあるごく一部のファイル)と、eSATA Express Cardの64bitドライバだけでした。メールやブラウザのブックマーク、その他のデータは全て、外付HDDにあるので、BunBackupを使って、その外付HDDにプロファイルを丸ごとバックアップ、さらにその外付HDDを別の外付HDDにミラーリングバックアップ、さらにさらにこのバックアップのバックアップとなった外付HDDは、取り外して全ての設定が終わるまで別室に置いておいたです。換装作業が終わる前に酔っぱらっていたとしたら、どんな失敗をやらかすかわからんので...
ドライバは、Double Driverを使って、USBメモリにバックアップしたです。
換装後の作業は、eSATA Express Cardの64bitドライバをインストールして、外付HDDを接続し、この外付HDDにバックアップした旧プロファイルの一部(AppDataフォルダ内のいくつかのフォルダ)を新プロファイルにコピー、あとは不要なソフトのアンインストールと必要なソフトのインストール、「個人設定」とか「電源オプション」とか「システムの詳細設」とかの細々した変更、といったところです。
では、換装後のパフォーマンスの確認。換装前と条件が異なる点は、インストールされているアプリが微妙に違ったりしていることくらい。
換装前(HDD)のCrystalDiskInfo 5.0.5の結果。
換装前(HDD)のCrystalDiskMark 3.0.1cの結果。テストデータはランダム。Windows標準のデフラグのスケジュールは設定してたけど、それ以外は特に何もやってなかったです。
換装後(SSD)のWindows エクスペリエンス インデックスの結果。プライマリハードディスクのスコアは、最初は7.7だったです。
SSDの領域は、NTFSのCドライブとFAT32のDドライブに分けたですが、領域全体は使わず、CドライブとDドライブとリカバリ領域の合計で120GBになるようにしたです。
換装後(SSD)のCrystalDiskInfo 5.0.5の結果。ファームウェアのバージョンは0007になってるです。
換装後(SSD)のCrystalDiskMark 3.0.1cの結果。テストデータはランダム。ちなみに、自動デフラグのスケジュールは、手動で無効にしなければならなかったです。
(2013/05/12 追記)見間違えでした。自動デフラグが有効だったのは外付HDDで、SSDは最初から無効になってました。
関係ないけど、VPCZ1のWindowsにインストールしたDataram RAMDisk v4.0.0で作成したRAMディスクに対してCrystalDiskMark 3.0.1cを実行した結果。テストデータはランダム。
このまま使い続けて、適当な時期にまたパフォーマンスを確認するです。
2012年10月7日日曜日
続・無線LANでハマったです
外出専用機と自宅の実験機はGateway EC19C-N52Cで、無線LANコントローラはBroadcom BCM43225。前回、このパソコンでカーネル3.2のCrunchBang Linux(Statler 20120207 64-bit Stable+Backports)を動かして、12chの無線APに接続できたですが、そもそもカーネル3.2を使ったのは、「動作がモッサリしてるなら、新しいカーネルにアップブレードしたら?」という書き込みをネットのどこかで見た(気がする)からなのでした。では、カーネル2.6のDebianとCrunchBangで12chの無線APに接続するにはどうすれば良かったのか、長期間ハマったので整理しておきたいかな、とか思ったです。
USBメモリに、「小型のCD」のDebian GNU/Linux(6.0.5 squeeze amd64)をインストール。Xorgをインストールする前のコマンドラインでは、けっこう快適。でも、Xfce4(とgdm)をインストールすると、ログイン前後は遅いし、シャットダウンはもっと遅い。Xorg --configureを実行して /etc/X11/xorg.confを作って、再起動後に/var/log/Xorg.0.logを確認したりしたけど、何が原因なのか、困ったことに未だにわからん....
sudoでrootになって、
echo 'options cfg80211 ieee80211_regdom=JP' > /etc/modprobe.d/cfg80211.conf
を実行することで、モジュールcfg80211にRegulatory domainとしてJPを渡すように設定して再起動、ログインしてとりあえず確認。
Regulatory domainを指定しない場合やX2を指定した場合は、countryはUSになった。
では、
aptitude -y install firmware-brcm80211
modprobe -rfv brcm80211
depmod -av
modprobe -v brcm80211
update-initramfs -u
を実行し、再起動させてログイン。
countryがUSだと11chまでだが、JPだと14chまで表示される。遠くにある5chの無線APには繋がるが、/var/log/kern.logに、「Short CCK」が1秒間に何度も出力されるのは相変わらず。
次に、BroadcomのHPからドライバをダウンロードし、/usr/srcに置いて、/usr/src/tmpを作成して、ここに展開して、
make API=CFG80211
make install
/etc/modprobe.d/blacklist.conf に、"blacklist brcm80211"を追加して、
modprobe -rfv brcm80211
depmod -av
modprobe -v wl
update-initramfs -u
を実行し、再起動させてログイン。この状態が、12chの無線APに繋がらなくなったときと同じ。
802.11b/g/nなのに、なんで5GHz帯まで.... 表示だけの問題、ってことにしとく。
続いて、ドライバを展開した/usr/src/tmpで、
make clean
make API=WEXT
make install
modprobe -rfv wl
depmod -av
modprobe -v wl
を実行し、再起動させてログイン。
cfg80211は使われないので、cfg80211にRegulatory domainを渡す設定は意味ないっすね。
んー。では、
aptitude -y install broadcom-sta-common broadcom-sta-source
cd /usr/src
bzcat broadcom-sta.tar.bz2 | tar xvf -
cd modules/broadcom-sta/amd64
make
make install
modprobe -rfv wl
depmod -av
modprobe -v wl
を実行し、再起動させてログイン。
12chの無線APに繋がったです。
ということで、broadcom-sta-sourceをコンパイルしてインストールすれば良かったのね、といちおう納得したのでした。
Debian、6.0.6が出てるですね。
USBメモリに、「小型のCD」のDebian GNU/Linux(6.0.5 squeeze amd64)をインストール。Xorgをインストールする前のコマンドラインでは、けっこう快適。でも、Xfce4(とgdm)をインストールすると、ログイン前後は遅いし、シャットダウンはもっと遅い。Xorg --configureを実行して /etc/X11/xorg.confを作って、再起動後に/var/log/Xorg.0.logを確認したりしたけど、何が原因なのか、困ったことに未だにわからん....
sudoでrootになって、
echo 'options cfg80211 ieee80211_regdom=JP' > /etc/modprobe.d/cfg80211.conf
を実行することで、モジュールcfg80211にRegulatory domainとしてJPを渡すように設定して再起動、ログインしてとりあえず確認。
Regulatory domainを指定しない場合やX2を指定した場合は、countryはUSになった。
では、
aptitude -y install firmware-brcm80211
modprobe -rfv brcm80211
depmod -av
modprobe -v brcm80211
update-initramfs -u
を実行し、再起動させてログイン。
countryがUSだと11chまでだが、JPだと14chまで表示される。遠くにある5chの無線APには繋がるが、/var/log/kern.logに、「Short CCK」が1秒間に何度も出力されるのは相変わらず。
次に、BroadcomのHPからドライバをダウンロードし、/usr/srcに置いて、/usr/src/tmpを作成して、ここに展開して、
make API=CFG80211
make install
/etc/modprobe.d/blacklist.conf に、"blacklist brcm80211"を追加して、
modprobe -rfv brcm80211
depmod -av
modprobe -v wl
update-initramfs -u
を実行し、再起動させてログイン。この状態が、12chの無線APに繋がらなくなったときと同じ。
802.11b/g/nなのに、なんで5GHz帯まで.... 表示だけの問題、ってことにしとく。
続いて、ドライバを展開した/usr/src/tmpで、
make clean
make API=WEXT
make install
modprobe -rfv wl
depmod -av
modprobe -v wl
を実行し、再起動させてログイン。
cfg80211は使われないので、cfg80211にRegulatory domainを渡す設定は意味ないっすね。
んー。では、
aptitude -y install broadcom-sta-common broadcom-sta-source
cd /usr/src
bzcat broadcom-sta.tar.bz2 | tar xvf -
cd modules/broadcom-sta/amd64
make
make install
modprobe -rfv wl
depmod -av
modprobe -v wl
を実行し、再起動させてログイン。

ということで、broadcom-sta-sourceをコンパイルしてインストールすれば良かったのね、といちおう納得したのでした。
Debian、6.0.6が出てるですね。
2012年9月24日月曜日
無線LANでハマったです
5月頃だったですか.... 出先のいつもの席に座って、Debian GNU/Linux(6.0.5 squeeze amd64)をインストールしたSDHCカードを外出専用機Gateway EC19C-N52C/Sのカードスロットに突っ込んで電源オン、Debianがサクッと起動してログインすると、ふつうに無線LAN接続して使えたですが、nm-appletのアンテナが2本しか立ってない.... 切断・接続を繰り返しても、再起動させても、アンテナは2本しか立たない。おかしい、数日前はこんなではなかったはずだけど.... すぐそこに無線APがあるのに.... と思ったものの、とりあえず気にしないことにしたです。
その1週間後くらいに、無線APの担当者に直接会う機会があったので、最近無線APの設定を変更したのかと聞いてみたところ、「どうも電波干渉が起きているようなので、チャンネルを変更し、電波出力も調整した」との事。そして、手持ちのWindowsパソコンを起動して無線接続し、inSSIDerの表示を見せてくれたです。自分も、近くにあるMacBook Proを起動させて、Mac OS XとBootCampのWindowsで無線接続してみたですが、どちらも電波状態は良好だったです。
ということは、自分が使っているパソコン本体か、そのパソコン上で動かしているDebianに問題がある? いやっそんなはずはっ、とか思って調査を開始。Debianを終了させてWindoows 7を起動、無線接続して電波状態が良好であることを確認した上でコレを使ってみたり、MacBook Proでコレをやったりしたところ、指定席(?)直近の無線APは12chになっていることがわかったです。この無線APに接続したいぞと、Debianの設定を(よく調べもせず)連日弄くり続けたところ、なんとなく環境がおかしくなってきたような気がしてきたので、自宅で実験機のGateway EC19C-N52C/Sを使って、SDHCカードにDebianを再インストールしたですが.... 動作がモッサリ.... 以前と同じように「小型のCD」でインストールして、Xfce4とSlimを追加したですが、ブートメッセージの表示が終わってログインマネージャが起動するまで、真っ暗の画面のまま30秒くらい待たされる、ウインドウの起動が遅い、キー入力に表示が追いつかないことがある、ウインドウを残したままシャットダウンさせると、ウインドウの跡形を残したまま30秒くらい固まる、という状態になってしまったです。Xorg -configureを実行して/etc/X11/xorg.confを作成したり、/var/logの下にあるログや~/.xsession-errorsを確認したですが、今もまだ全然解決できてないです。
とにかくもう、まず無線接続の問題を解決! ということで、8月に入って(^^; とりあえずDebianを使うのを諦めることにして、カーネル3.2のCrunchBang Linux(Statler 20120207 64-bit Stable+Backports)に変更したです。ちなみに、DebianをインストールしていたSDHCカードにCrunchBangをインストールしたですが、比較的サクサク動いた(ブート直後だけ少しひっかかる感じがする)ので、Debianが遅くなったのはSDHCカードのせいではないような気がしてるです。
OpenboxをアンインストールしてXfce4をインストール、日本語化したCrunchBang(壁紙も変更)。EC19C-N52Cの無線LANコントローラは、Broadcom BCM43225。firmware-brcm80211のインストールは必要だったが、他にBroadcom用のパッケージはインストールせずに、Netwoork Managerで無線接続はサクッと成功。しかし、12chの無線APには繋がらず、離れた5chの無線APに繋がる。
うーむ。なぜ12chの無線APに繋がらないのか、ヒントが欲しくてネットで検索、コレとかコレとかコレとかを見て、
2.4GHz帯の12ch以上は使えない状態がデフォルトだったりする
モジュールcfg80211のオプションに、適切なRegulatory domainを指定すれば、12ch以降を有効にすることができる
Regulatory domainは、日本の場合はフツーJPだが、Broadcomの無線LANコントローラの場合(?)はX2にすると良い
ということみたい、と解釈したです。
そういや、/var/log/kern.logに
cfg80211: Calling CRDA for country: US
とか出てたな.... では、ということで、sudoでrootになって、
echo 'options cfg80211 ieee80211_regdom=JP' > /etc/modprobe.d/cfg80211.conf
を実行することで、cfg80211にRegulatory domainとしてJPを渡すように設定して再起動、ログインして無線接続。
繋がらん。Regulatory domainをJPからX2に変えて再起動しても、12chの無線APに繋がらん。
うー。試しに、
aptitude -y install linux-headers-3.2.0-0.bpo.3-all-amd64
aptitude -y install broadcom-sta-common broadcom-sta-source
cd /usr/src
bzcat broadcom-sta.tar.bz2 | tar xvf -
cd module/broadcom-sta/amd64
make
とやってみたですが、カーネル3.2のCrunchBangではエラーが出てmakeできなかったです。
ダメっすか....
ヤレヤレ... キーワードを変えてさらにネットで検索した結果、コレを見つけたです。書き換えるのは1行だけの割には面倒なのですが、やってみることにしたです。
次のような手順でコマンドを叩いてやったですが、ちゃんと理解した上でやっているわけではないので、おかしな部分や無駄な部分があるかもです。まずは、パッチを適用せずに、単にコンパイルとインストールをやってみたです。
aptitude -y install linux-source-3.2 iw
cd /usr/src
bzcat linux-source-3.2.tar.bz2 | tar xvf -
cd linux-source-3.2
/lib/module下のディレクトリ名に合わせて、Makefileの先頭を変更。今回は、
----
VERSION = 3
PATCHLEVEL = 2
SUBLEVEL = 23
EXTRAVERSION =
----
を
----
VERSION = 3
PATCHLEVEL = 2
SUBLEVEL = 0
EXTRAVERSION = -0.bpo.3-amd64
----
に変更。これをやっておかないと、/lib/module/3.2.23ディレクトリ下にモジュールがインストールされてしまい、modprobeで組み込んでくれない。
make distclean
make oldconfig
cp /usr/src/linux-headers-3.2.0-0.bpo.3-amd64/Module.symvers .
make prepare
make modules_prepare
make M=drivers/net/wireless/brcm80211/brcmsmac/ clean
make M=drivers/net/wireless/brcm80211/brcmsmac/ modules
make M=drivers/net/wireless/brcm80211/brcmsmac/ modules_install
modprobe -rfv brcmsmac
depmod -av
modprobe -v brcmsmac
update-initramfs -u
新しいbrcmsmac.koは、/lib/module/3.2.0-0.bpo.3-amd64/extraディレクトリ下に作成されたです。
パッチを適用していないので、インストール前のbrcmsmac.koと基本的に変わらないはずなので、Regulatory domainを指定してもしなくても、やっぱり12chの無線APには繋がらない。
一旦接続を切って、iw reg set JP とコマンドを実行して再度接続しても、12chの無線APには繋がらない。
では、パッチを適用(と言っても1行だけなのでソースを手修正)するです。
cd drivers/net/wireless/brcm80211/brcmsmac/
channel.cを修正。今回は449行目の
LOCALE_RESTRICTED_SET_2G_SHORT,
を
LOCALE_RESTRICTED_NONE,
に変更。
cd /usr/src/linux-source-3.2
brcmsmacのmakeをやり直してインストール
おぉっ。Regulatory domainを指定してもしなくても、12chの無線APに繋がった。
んー。接続できたのは良いけど、なんだか力技っぽい気がするです....
その1週間後くらいに、無線APの担当者に直接会う機会があったので、最近無線APの設定を変更したのかと聞いてみたところ、「どうも電波干渉が起きているようなので、チャンネルを変更し、電波出力も調整した」との事。そして、手持ちのWindowsパソコンを起動して無線接続し、inSSIDerの表示を見せてくれたです。自分も、近くにあるMacBook Proを起動させて、Mac OS XとBootCampのWindowsで無線接続してみたですが、どちらも電波状態は良好だったです。
ということは、自分が使っているパソコン本体か、そのパソコン上で動かしているDebianに問題がある? いやっそんなはずはっ、とか思って調査を開始。Debianを終了させてWindoows 7を起動、無線接続して電波状態が良好であることを確認した上でコレを使ってみたり、MacBook Proでコレをやったりしたところ、指定席(?)直近の無線APは12chになっていることがわかったです。この無線APに接続したいぞと、Debianの設定を(よく調べもせず)連日弄くり続けたところ、なんとなく環境がおかしくなってきたような気がしてきたので、自宅で実験機のGateway EC19C-N52C/Sを使って、SDHCカードにDebianを再インストールしたですが.... 動作がモッサリ.... 以前と同じように「小型のCD」でインストールして、Xfce4とSlimを追加したですが、ブートメッセージの表示が終わってログインマネージャが起動するまで、真っ暗の画面のまま30秒くらい待たされる、ウインドウの起動が遅い、キー入力に表示が追いつかないことがある、ウインドウを残したままシャットダウンさせると、ウインドウの跡形を残したまま30秒くらい固まる、という状態になってしまったです。Xorg -configureを実行して/etc/X11/xorg.confを作成したり、/var/logの下にあるログや~/.xsession-errorsを確認したですが、今もまだ全然解決できてないです。
とにかくもう、まず無線接続の問題を解決! ということで、8月に入って(^^; とりあえずDebianを使うのを諦めることにして、カーネル3.2のCrunchBang Linux(Statler 20120207 64-bit Stable+Backports)に変更したです。ちなみに、DebianをインストールしていたSDHCカードにCrunchBangをインストールしたですが、比較的サクサク動いた(ブート直後だけ少しひっかかる感じがする)ので、Debianが遅くなったのはSDHCカードのせいではないような気がしてるです。
OpenboxをアンインストールしてXfce4をインストール、日本語化したCrunchBang(壁紙も変更)。EC19C-N52Cの無線LANコントローラは、Broadcom BCM43225。firmware-brcm80211のインストールは必要だったが、他にBroadcom用のパッケージはインストールせずに、Netwoork Managerで無線接続はサクッと成功。しかし、12chの無線APには繋がらず、離れた5chの無線APに繋がる。
うーむ。なぜ12chの無線APに繋がらないのか、ヒントが欲しくてネットで検索、コレとかコレとかコレとかを見て、
2.4GHz帯の12ch以上は使えない状態がデフォルトだったりする
モジュールcfg80211のオプションに、適切なRegulatory domainを指定すれば、12ch以降を有効にすることができる
Regulatory domainは、日本の場合はフツーJPだが、Broadcomの無線LANコントローラの場合(?)はX2にすると良い
ということみたい、と解釈したです。
そういや、/var/log/kern.logに
cfg80211: Calling CRDA for country: US
とか出てたな.... では、ということで、sudoでrootになって、
echo 'options cfg80211 ieee80211_regdom=JP' > /etc/modprobe.d/cfg80211.conf
を実行することで、cfg80211にRegulatory domainとしてJPを渡すように設定して再起動、ログインして無線接続。
繋がらん。Regulatory domainをJPからX2に変えて再起動しても、12chの無線APに繋がらん。
うー。試しに、
aptitude -y install linux-headers-3.2.0-0.bpo.3-all-amd64
aptitude -y install broadcom-sta-common broadcom-sta-source
cd /usr/src
bzcat broadcom-sta.tar.bz2 | tar xvf -
cd module/broadcom-sta/amd64
make
とやってみたですが、カーネル3.2のCrunchBangではエラーが出てmakeできなかったです。
ダメっすか....
ヤレヤレ... キーワードを変えてさらにネットで検索した結果、コレを見つけたです。書き換えるのは1行だけの割には面倒なのですが、やってみることにしたです。
次のような手順でコマンドを叩いてやったですが、ちゃんと理解した上でやっているわけではないので、おかしな部分や無駄な部分があるかもです。まずは、パッチを適用せずに、単にコンパイルとインストールをやってみたです。
aptitude -y install linux-source-3.2 iw
cd /usr/src
bzcat linux-source-3.2.tar.bz2 | tar xvf -
cd linux-source-3.2
/lib/module下のディレクトリ名に合わせて、Makefileの先頭を変更。今回は、
----
VERSION = 3
PATCHLEVEL = 2
SUBLEVEL = 23
EXTRAVERSION =
----
を
----
VERSION = 3
PATCHLEVEL = 2
SUBLEVEL = 0
EXTRAVERSION = -0.bpo.3-amd64
----
に変更。これをやっておかないと、/lib/module/3.2.23ディレクトリ下にモジュールがインストールされてしまい、modprobeで組み込んでくれない。
make distclean
make oldconfig
cp /usr/src/linux-headers-3.2.0-0.bpo.3-amd64/Module.symvers .
make prepare
make modules_prepare
make M=drivers/net/wireless/brcm80211/brcmsmac/ clean
make M=drivers/net/wireless/brcm80211/brcmsmac/ modules
make M=drivers/net/wireless/brcm80211/brcmsmac/ modules_install
modprobe -rfv brcmsmac
depmod -av
modprobe -v brcmsmac
update-initramfs -u
新しいbrcmsmac.koは、/lib/module/3.2.0-0.bpo.3-amd64/extraディレクトリ下に作成されたです。
パッチを適用していないので、インストール前のbrcmsmac.koと基本的に変わらないはずなので、Regulatory domainを指定してもしなくても、やっぱり12chの無線APには繋がらない。

では、パッチを適用(と言っても1行だけなのでソースを手修正)するです。
cd drivers/net/wireless/brcm80211/brcmsmac/
channel.cを修正。今回は449行目の
LOCALE_RESTRICTED_SET_2G_SHORT,
を
LOCALE_RESTRICTED_NONE,
に変更。
cd /usr/src/linux-source-3.2
brcmsmacのmakeをやり直してインストール
おぉっ。Regulatory domainを指定してもしなくても、12chの無線APに繋がった。
んー。接続できたのは良いけど、なんだか力技っぽい気がするです....
2012年1月9日月曜日
Windows Anytime Upgrade、なのです
昨年やり残したことが、いくつか(も)あるです。
まずは、簡単なものから。実験機Gateway EC19C-N52CのWindows 7 Home PremiumをProfessionalにアップグレードするです。
Windows 7 Anytime Upgrade パック(Home PremiumからProfessional)のパッケージ。購入は昨年前半。半年以上、放置してたです....

パッケージの裏側。ちなみに、32bit用とか64bit用とかいった区別はないです。
プラケースの中は紙だけ。プロダクトキーとかアップグレード手順の説明とか。

無線接続のまま、いちおう手順書に従って作業したですが、ホントに10分程度でHome Premium 64bitからProfessional 64bitにアップグレード完了したです。

XP Modeですか.... このとおり。初めて起動した際、かなりもっさりした動作に驚いたですが、どうもその原因の半分位は、XPがWindows UpdateでパッチをDLしてたからみたいなのでした。パッチ適用後は、想像していたよりは軽く動いたですが、CPUコアは1つしか使われないし、デフォルトのメモリ割り当ては512MB。パフォーマンスに過度な期待はせずに、この機能の本来の目的どおりにVista以降のOSでは動かなかったアプリを使うだけとか、ちょっと仮想環境を試してみるだとか、割り切って使えば良いんでないの?とか思うです。
....んで、アップグレードして何をしようと考えてたんだっけ....
今年中に次期Windo
wsがリリースされるのは確実ですよね....
まずは、簡単なものから。実験機Gateway EC19C-N52CのWindows 7 Home PremiumをProfessionalにアップグレードするです。


パッケージの裏側。ちなみに、32bit用とか64bit用とかいった区別はないです。


無線接続のまま、いちおう手順書に従って作業したですが、ホントに10分程度でHome Premium 64bitからProfessional 64bitにアップグレード完了したです。

XP Modeですか.... このとおり。初めて起動した際、かなりもっさりした動作に驚いたですが、どうもその原因の半分位は、XPがWindows UpdateでパッチをDLしてたからみたいなのでした。パッチ適用後は、想像していたよりは軽く動いたですが、CPUコアは1つしか使われないし、デフォルトのメモリ割り当ては512MB。パフォーマンスに過度な期待はせずに、この機能の本来の目的どおりにVista以降のOSでは動かなかったアプリを使うだけとか、ちょっと仮想環境を試してみるだとか、割り切って使えば良いんでないの?とか思うです。
....んで、アップグレードして何をしようと考えてたんだっけ....
今年中に次期Windo

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